離婚までの遠い道のり

僕の離婚に向けたあれこれを書いています

最低

僕らは世間的にはまだまだ新婚と言われる夫婦だ。その中で子供を持ち、協力して子育てしている。よくある若夫婦だ。

 

妻と出会ったのは職場。仕事をしているうちに意気投合し数年付き合い、いい年齢にもなったため結婚を決めた。よくある話だ。

 

結婚に迷いがなかった訳ではない。本当にこの人でいいのかと悩んだ事もある。でも、決定的な別れを選択するほどのものではなかった。と同時にこの関係を終わらせて、また一から新しい人と関係を築いていくのも面倒だと思った。

 

古い価値観と言われるかも知れないが、大学を卒業して就職したなら、妻帯者になる事が次のタスクと思ってもいた。

 

妻のここが決定的に嫌とか一緒の空気を吸いたくないとか、そういう訳ではない。

ごくごく常識的な考えの妻はこの結婚生活に満足していそうだった。結婚生活なんてこんなもんだと受け入れていく力もあった。

 

ただ僕は漫然としたこの生活がこの先何十年も続いていく事が怖くなった。仕事も順調で子供もすくすく育って、傍に妻がいて。なんの不満があるのかと。男として大人として自覚をしろと。言われる事は分かっている。

実際、この考えを妻に伝えたら最低だと言われた。ただ、最も大切なことをまだ妻に伝えきれていない。

僕は君とこの先、人生を生きていくのは嫌なんだ。君ではないんだと。また最低と言われるだろう。